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グリーン・サステイナブル ケミストリー ネットワーク

第14回 GSC Student Travel Grant Award 受賞者決定!

第14回GSC Student Travel Grant Awardは以下の方々に贈られることが決まりました。

2021年4月に開催された選考委員会により、下記の6名の方々が選考されました。
受賞者の方々にはこの賞の趣旨に則り、
Pacifichem 2021(December 16 - 21, 2021 | Honolulu, Hawaii) にオンラインで参加し、発表をしていただきます。

(受賞者五十音順;敬称略)
窒素上無保護ケチミンに対する触媒的不斉Strecker反応の開発
九州大学  門田 哲弥

固体触媒の精密設計による触媒的C–H結合活性化を鍵とした環境調和型脱水素反応の開発
東京大学  竹井 大輔

水を定量的酸素源とする触媒的C-H酸化反応
九州大学  土居内 大樹

PEM型リアクターを利用したPtPd/C触媒によるアルキン類の選択的部分水素化反応
横浜国立大学  野上 周嗣

アルカリ条件下でのポリフッ化ビニリデンの亜臨界水分解
神奈川大学  本間 諒

低結晶度を有する高効率な新規有機揮発物低温除去触媒の開発
弘前大学  王 佩芬



第14回 GSC STGAの募集は終了しています

第14回 GSC Student Travel Grant Award
応募者募集


公益社団法人新化学技術推進協会 グリーン・サステイナブル ケミストリー ネットワーク会議(略称: JACI GSCN会議)は、第14回GSC Student Travel Grant Awardの候補者を募集致します。

STGAポスター


これまでの受賞者はこちら


JACI GSCN会議では、地球環境・社会・経済的課題がグローバル化・複雑化する状況下で、より健康で豊かな社会の持続的発展を促進するために、2015年2月にGSCの定義・指針・事例を改訂しました。これまでの化学製品の製造を中心とする考え方だけでなく、消費者・産業・学・官・国等の枠組みを超えたグローバルな連携と協調によって諸課題を解決していこうとする、広がりを持つ概念としています。この考えは、2015年7月に開催されたGSC東京国際会議(GSC-7)において、東京宣言2015に結実しております。。


GSC Student Travel Grant Awardは、GSCの分野で優れた研究を行っている日本の大学院生を表彰し、さらにその学生が「GSC国際会議」又は「GSCアジア・オセアニア会議」に参加して国際的経験の中でGSCへの理解を深めるようにその参加費用の一部を副賞にて援助するものです。

今回の募集対象の会議は2021年に予定されている協会が指定するGSCに関する国際会議です。(第10回GSC国際会議, The10th International Conference on Green and Sustainable Chemistry ,等)  奮ってご応募下さい。


募集要項[PDF版はこちら]

応募者の資格

以下の二つの条件を共に満たす者

  • 2020年11月1日時点で我が国の大学に所属する大学院生及びこれに相当する学生であり、2021年に予定されている協会が指定するGSCに関する国際会議 (オンラインを含む)に参加して、下記の応募対象研究成果を発表する意思を有する者。
  • 担当教員から推薦を受けた者。

応募対象となる研究成果

以下の二つの条件を共に満たすもの

  • GSCの推進・普及への貢献が大きい研究成果
    具体的には以下を参照下さい。
  • JACI/GSCシンポジウムでのポスター発表実績があること
    第9回(2020年6月10日~9月10日 オンライン)または第10回(2021年6月28日、29日予定)のシンポジウムにてポスター発表した、またはその予定の研究成果であること。
GSCの推進・普及への貢献が大きい研究成果とは
  • GSCの目指す化学技術の確立と製品の創出のための、下記<GSCの事例>各分類に該当または類する、化学技術関連分野における、独創的なまたは長期的課題に対する先駆的な研究成果。
  ※GSCの目指す化学技術と製品
    化学製品の設計から原料の選択、製造過程、使用、リサイクル、廃棄まで、
    製品の全ライフサイクルを見通し、地球環境と生態系への負荷を小さくするとともに、
    安全・安心で豊かな持続可能社会を実現する化学技術・製品
  • 科学的基盤の分野における独創的な研究であって、上記1の技術開発の飛躍的展開を促す、新規概念・手法の開拓あるいは新規現象の発見または解析・解明に関する成果。


GSCの事例
  • 【低環境負荷生産に向けた資源消費最小化・反応プロセス高効率化】
①副生成物の発生量を低減する化学技術および製品
②CO2等の温室効果ガスや汚染物質の発生を抑え、環境負荷を低減する分離・精製・リサイクル
③CO2等の温室効果ガスの発生量、環境への放出量を低減する化学技術および製品
④省資源・省エネを実現する触媒および反応プロセス
  • 【安全・安心な生活環境に資する化学物質リスク低減】
⑤廃棄物の発生量を低減する化学技術、製品およびシステム
⑥有害・汚染物質の発生と排出を抑止する化学技術、製品およびシステム
  • 【エネルギー・資源・食糧・水問題の解決へ向けた取組み】
⑦低品位の熱源や非在来型資源等を利活用するための化学技術、製品およびシステム
⑧未利用エネルギー・資源を有効なエネルギーに転換して貯蔵・輸送する化学技術、製品およびシステム
⑨枯渇資源(化石資源、希少資源)への依存度を低減する、または再生可能エネルギー・資源への転換・貯蔵を促進する化学技術、製品およびシステム
⑩3R(リデュース・リユース・リサイクル)に貢献する化学技術、製品およびシステム
⑪食糧の生産・供給過程の高効率化、水資源の有効活用に資する化学技術、製品およびシステム
  • 【安全・安心・豊かで持続可能な社会実現のための長期的課題に対する先駆的取組み】
⑫社会的課題の解決(エネルギー・資源、食糧・水、防災・インフラ整備、運輸・物流、医療・ヘルスケア、教育・福祉等)のための、ICT等を活用した新しい社会システムの導入に貢献する、化学技術、新製品、および新形態のサービス
⑬環境への負荷を抑止しつつ社会や人の快適性の向上に寄与する化学・化学技術、新製品、および新形態のサービス
  • 【GSCの体系化・普及啓発・教育およびGSCの評価方法の確立・普及】
⑭GSCの体系化
⑮GSCの普及啓発・教育
⑯GSCに関する評価方法、ライフサイクルアセスメントの確立と普及


受賞者の人数

5名程度

表彰の内容

  • 賞記をもって表彰し、副賞として10万円を上限として授与する。
  • 表彰式は2021年4月~7月頃、東京地区で開催予定。
  • 受賞者とその受賞内容に関しては、JACIのホームページやニュースレター等を通して公表する。
  • 受賞者は、決定されたGSCに関する国際会議に参加できなかった場合は副賞を返納するものとする。

選考方法

選考委員会を設け、以下の観点から研究成果を評価する。

  • 研究としての質
  • GSCとしての意義

応募要領

  • 担当教員から推薦を受ける。
  • 応募者は以下の資料を提出する。言語は原則日本語とするが、英語で記入してもよい。
① GSC Student Travel Grant Awards 申請・推薦書(様式1)[ダウンロードはこちらから]
② 研究の目的・意義
③ 本研究がGSCの進展に資すると考える理由
※GSCの事例16項目(詳細はこちら)のどれに最もよく該当すると考えるかをまず述べてから論旨を展開する。A4で1枚、しっかりと自らの言葉で記載すること。
④ 研究成果の内容(②、③、④合わせて、図を含めA4用紙4枚以内)
⑤今までの全ての論文、特許、学会発表のリスト
⑥上記④の研究成果に関連する資料のpdfファイル:論文、その他(特許の場合は公開以降のもの)
※応募者が著者として含まれる資料のみ。
※①~⑥の資料は電子ファイルとして下記「応募資料送付先」に電子メールで送付してください。電子情報化できない場合は、事務局にご相談ください。

応募締め切り

2021年3月8日(月)17時

応募資料送付先

(公社)新化学技術推進協会
グリーン・サステイナブル ケミストリーネットワーク会議 STGA事務局
e-mail  14gscstga@jaci.or.jp


お問い合わせ先

(公社)新化学技術推進協会
グリーン・サステイナブル ケミストリーネットワーク会議 STGA事務局
TEL 03-6272-6880  e-mail 14gscstga@jaci.or.jp

JACI GSCN会議構成団体(2020年7月1日現在;こちら) (国研)科学技術振興機構 (一財)化学研究評価機構 (公社)化学工学会 (一社)化学情報協会 関西化学工業協会 (一社)近畿化学協会 合成樹脂工業協会 (公社)高分子学会 (公社)高分子学会 高分子同友会 (公財)相模中央化学研究所 (国研)産業技術総合研究所 (一社)触媒学会 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 (独法)製品評価技術基盤機構 石油化学工業協会 (公社)石油学会 (公財)地球環境産業技術研究機構 (公社)電気化学会 (地独)東京都立産業技術研究センター (公社)日本化学会 (一社)日本化学工業協会 日本吸着学会 (公社)日本セラミックス協会 (一社)日本塗料工業会 日本バイオマテリアル学会 (一社)日本分析機器工業会 (一社)日本膜学会 (一財)バイオインダストリー協会 (国研)物質・材料研究機構 (一社)プラスチック循環利用協会 (公社)有機合成化学協会 (国研)理化学研究所
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