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第1回 GSCジュニア賞

第1回GSCジュニア賞が、日本化学会関東支部 第29回化学クラブ研究発表会(2012年3月27日)において、以下の6件の研究発表に授与されました。

納豆菌を用いた生活排水の浄化Ⅱ 神奈川県立 川崎工科高等学校 生活排水の浄化を、納豆菌が生産するγーポリグルタミン酸の凝集作用を利用して行なう、環境に配慮した研究で、高校生ならではの発想である。仮説の設定、実験、考察(再利用・浄化効率の向上等)が良くまとまっている。
アンモニアを使わない安全な銀鏡反応 市川学園 市川高等学校 発危険性のある銀鏡反応を安全に行うための試みである。様々な化合物を用いて実験を行い、錯イオン形成、銀鏡反応の可否についてよく考察されている。
水酸アパタイト・酸化チタン複合材料の環境浄化作用 東京工業大学附属科学技術高等学校 水酸アパタイトのブロックを作製することで「再利用可能」となっている。原料の合成から評価までを対象として実験しており、考察を含め、全体として良くまとまっている。
二酸化チタンによる有機物の分解 柏高等学校 環境改善を目的とした排水処理が研究対象である。ベンゼン環に結合する官能基の種類によって分解され易さに違いがあるとの仮説を立て、考察までしっかりと行なっている。
こんにゃく飛粉からバイオエタノール 明照学園 樹徳高等学校 イオエタノールの生産および排熱を利用した精製技術に関する、地域の特性を生かした研究で、環境に対する明確な意識が感じられる。8人が良く協力して進めており、今 後の発展も楽しみである。
酸化チタン担持発泡リサイクルガラスによる水処理と防藻効果 市川学園 市川高等学校 フィールドでの実証試験に向けて、防藻効果と水質浄化の条件を明らかにした、高校生ならではの研究である。水質浄化について、リサイクルガラスを利用している点でも環境への配慮がうかがえる。全体としてまとまりがあり、成果の価値もある内容である。


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